「青い街灯」が今、全国的に注目されています。イギリス北部の街グラスゴーで、街の景観をきれいにしようと、街灯の色をオレンジから青に変えたところ、犯罪が大幅に減ったそうです。科学的な根拠はまったくありませんが、グラスゴーの話を知った奈良県警が全県的に同じ取り組みをしたところ、夜間の犯罪が1年間で約20%減少。その後、この取り組みは全国に波及しました。鹿児島市も去年8月から天文館や鹿児島中央駅西口周辺に青い街灯を設置しました。
青い街灯について市民に聞くと、「言われないと気づかない」「夜の町並みにあわない」「犯罪防止につながるならいい」など、様々な声が聞かれました。中には「青は食欲がわかなくなる色なので街灯の色を元のオレンジに戻してほしい」と話す飲食店関係者もいました。
青い街灯の設置から半年が経過し、街ではどんな変化があったのか?先週、鹿児島市役所で報告がありました。その中で「天文館周辺で周回族が激減した」という報告があった一方で、「街灯を青にすればそれでいいということではない。青色パトロール隊を結成して、地域住民が1つになって防犯活動に取り組むことが大切」といった意見も出ました。
鹿児島市などが東京の地方自治研究機構と共同で行っているこの社会実験。街灯を青に変えたことで、犯罪数がどれくらい減ったのかなど、最終結果は来月下旬にまとまります。
(08年2月20日 読売新聞コラムより)