私が通っているテニススクール(エルグ)で先日、
「コーチに挑戦」というイベントが開かれ、参加させていただきました。
特別に招待されたコーチは何とプロテニスプレーヤーの福井烈さん!!

全日本テニス選手権大会で史上最多の7回優勝
JOPランキングは9年連続1位に輝くなど素晴らしい実績の持ち主です。
現在は日本オリンピック委員会の理事と
日本テニス協会の常務理事として活躍しておられます。
“ウィンブルドンテニスの解説者”としても知られています。
まさに日本テニス界の“神様”です。
トレードマークはブリヂストン社製のラケット。
私にとって高校時代からの憧れの人物なのです。
ロンドン五輪帰りの福井プロはおっしゃいました。
「きょうは次期オリンピック候補生を探しに来ました!
いいなと思う人がいればこのあと東京に連れて帰ります!!」
大爆笑の中、レッスンは準備運動からスタート。
福井プロいわく“簡単な”柔軟体操と“誰でも出来る”リズム体操とのこと。
ですが体も硬く運動神経も鈍い私はいずれもクリアーできず、強制退場寸前・・・(笑)。
そういえば学生時代同じテニスサークルの友人に
「蛭ちゃんは運動神経それほど良くなくてスイングのフォームも変だけど、
“努力の人”だよね」とからかわれていたことを思い出します。
それでも温情判決でなんとかコートに残していただき、
ノーバウンドでボールを打ち合うボレーボレーへと移りました。
私の目の前には何と福井プロが!!!
ビビリました。とにかく震えました。
緊張のあまり、3球しか入らないズボンのポケットに
4球ボールを押し込もうとしたり、
いつも以上に足が絡まってこけそうになったり・・・。
でも流石です。私がどんなにダメな返球をしても
福井プロの球は的確に私が打ちやすいポイントに返ってきました。
日本を代表する名プレーヤーを右に左に走らせてしまい、
本当に申し訳ない気分でした。
レッスンは3時間に渡りました。
私たちは滝のような汗をかき、フラフラに。
しかし福井プロはほとんど休むことなく
30人余りのレッスン生の相手をしてくださいました。
しかもTシャツはほとんど濡れていません。
汗をかいていないように見えました。
潜在的な体力の違いを見せつけられた思いです。
そして何と言ってもその美しいフォームに惚れ惚れしました。
特にバックハンドはスライスボールが来るか、
フラットボールが来るか打つ寸前までわかりません。
日本の頂点に立った人のボールはやはり別格でした。
最後に福井プロは私たちに教えてくれました。
★「狙うこと」・・・ただやみくもにボールを打つのではなく
相手がいない場所などをきちんと狙って打つこと。
★「質の高い練習」・・・目標を立てて密度の濃い練習をすることの大切さ。
★「どんどん試合に」・・・試合に出れば自分の課題が明確にわかる。
とにかく収穫の多いレッスンでした。
福井プロをはじめ、エルグのコーチの皆様本当にありがとうございました!