県が警戒基準改定 会食の人数制限も撤廃へ

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鹿児島 2021.11.25 19:51

 県は、新型コロナの最近の感染状況を踏まえ、県民に求めていた会食の際の人数の制限を撤廃することなどを発表した。また、これまでの警戒基準を見直し医療のひっ迫の度合いにより重点を置いた5段階の「レベル」に改訂することを決めた。
 県はこれまで県民に、会食は少人数、短時間で行い感染対策に力を入れる第3者認証店を利用するよう求めていた。しかし、最近の感染状況などを踏まえ25日から原則、人数や時間の制限を撤廃することにした。ただし、感染の状況によって飲食店への対応は変わる。その判断材料となるのが新たに設けた警戒基準だ。
 これまで4つのステージで示していた警戒基準を政府分科会が提言した新たな分類に基づき5段階の「レベル」に変更する。レベルは0から4まで。医療がどれだけひっ迫しているかに重点を置いて判断する。現在の警戒基準はレベル0。「直近の新規の陽性者はおおむねゼロ」で医療への影響はない状態だ。
 レベル0と1の時は県内全ての飲食店で人数や時間の制限はない。しかし、レベル2以上では第三者認証を取得した店とそうでない店で対応が大きく変わる。レベル2の場合、第3者認証店では制限がないがそれ以外の店では営業時間の短縮が求められる。まん延防止等重点措置や緊急事態宣言の対象になった場合、第3者認証店でも営業時間の短縮などの制限を求められることもある。
 県が新たに導入する「ワクチン・検査パッケージ制度」に登録した第3者認証店は、どのレベルでも人数の制限はない。この制度はワクチンを2回以上受けた人やPCR検査で陰性だった人であれば5人以上でも飲食店を利用できるようにするもの。
 これから迎える忘年会シーズン。制限の緩和で感染の拡大が引き起こさないか、問われた塩田知事は「そういった懸念もある。感染防止対策を徹底した第3者認証店などのお店を選んで、引き続きマスク会食などの感染防止対策の徹底、お店の対策への協力を県民にお願いしたい」と話した。
 県は25日から「感染防止対策徹底期間」として、引き続き感染対策の徹底を呼びかけた。