東京オートサロンで注目の“軽”…理由は?

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東京 2022.01.15 19:32

2年ぶりに会場への一般客の入場も受け入れて開催されている「東京オートサロン」。スポーツカーやカスタムカーが並ぶ中、注目されたのは、1台の新しい「軽自動車」です。


◆多くのファンに愛される「フェアレディZ」新型が日本初公開

千葉県にある幕張メッセでは、東京オートサロンが2年ぶりに開催されています。

世界最大級の「カスタムカー」の祭典といわれる東京オートサロンで、今年6月に発売される日産自動車の新型「フェアレディZ」が日本で初公開されました。

フェアレディZは1969年に初代が発売された歴史のあるスポーツカーで、多くのファンに愛され国内外で根強い人気があります。

日産自動車・内田誠社長
「社会人になって初めて買った車が(フェアレディ)Zなんです」

イベントに登壇した日産の内田誠社長も、思い入れのあるクルマだと熱く語りました。


◆トヨタ社長「Zには負けませんから!」 日産社長「我々も負けないです!」

一方、トヨタ自動車のブースでは、24時間耐久レースにも参加した水素エンジン車も展示されています。自らもドライバーとしてレースに参戦する豊田章男社長もリモートで参加。

トヨタ自動車・豊田章男社長
「日産のみなさん、(フェアレディ)Zには負けませんから。聞いてる?(フェアレディ)Zには負けませんから!」

それを受けた日産の内田誠社長は──

日産自動車・内田誠社長
「いやいやいや、絶対に頑張りますね。我々も負けないです!」


◆三菱自×日産の電気“軽”自動車…あえて小さなバッテリーの理由は

そんな数あるスポーツカーやカスタムカーの中で今年注目されたのが、三菱自動車と日産が初めて共同で開発した電気“軽”自動車です。

電気だけで走るこの軽自動車は、1回の充電の走行可能距離はおよそ170キロ。走行距離が他の電気自動車に比べて短い理由は、あえて小さなバッテリーにしてコストを下げることで、軽自動車のウリ“低価格”を維持するためです。

大きなバッテリーを搭載すれば、走行距離は長くなる分、バッテリーのコストが上がり、車の価格は高くなります。補助金などを含め販売価格を200万円程度にすることで、普及を促すねらいです。

三菱自動車・加藤隆雄社長
「課題の一番は価格だと思うが、今回かなり求めやすい価格になった。普段の生活で街中でお乗りになるお客様にはご不便をおかけしない」


◆多彩なメーカーが生き残りかけしのぎ削る“電気自動車”

他の自動車メーカーも電気“軽”自動車の導入を検討しています。ホンダは2024年までに、スズキとダイハツも2025年までに発売する予定です。

電気自動車をめぐっては、今月アメリカで開催された家電とITの見本市「CES」で、ソニーが電気自動車事業への本格参入を検討すると発表。試験走行を経て本格参入の議論ができる程度にデータが集まったとして、今年の春に新会社を設立します。

シェアを明け渡すまいとする既存の各社。「勝機あり」とみた新規参入組。多彩なメーカーが生き残りをかけ、しのぎを削っています。