四国地方で震度6弱の地震 県内でも最大震度4 被害の報告なし

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鹿児島 2024.04.18 12:57

 愛媛県と高知県で17日夜、震度6弱の揺れを観測する地震があり、県内でも湧水町で震度4を、その他の広い地域でも震度3などを観測しました。

17日午後11時14分ごろ、豊後水道を震源とする地震があり、愛媛県と高知県で震度6弱を観測しました。震源の深さは40キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.6と推定されます。

 この地震で県内でも湧水町で震度4、鹿児島市や阿久根市など県内の広い範囲で震度3から2を観測しました。この地震による津波はありませんでした。県によりますとけが人や被害の報告は入っていません。

 また、九州電力によりますと川内原発に異常はなく、通常通り運転しているということです。

 震源となった豊後水道は、南海トラフ巨大地震の発生が想定されている範囲に含まれていますが、メカニズムの違いから南海トラフ地震との直接の関連は無いとみられています。

(鹿児島大学 井村 隆介 准教授)
「咄嗟の行動が命を守る行動につながる。(過去の地震を)意識の中で反芻していくことが大事」

 気象庁は、揺れの強かった地域では、今後1週間程度、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けています。