非常に激しい雨 鹿児島市で一時洪水警報 佐藤気象予報士が雨の要因と今後の見通しを解説

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鹿児島 2024.05.06 19:50

 6日はゴールデンウィークの最終日ですが、県内は各地で雨の一日となりました。非常に激しい雨を観測した鹿児島市では洪水警報が発表された時間帯もありました。雨の要因と今後の見通しについて佐藤気象予報士の解説です。

 6日は各地で雨脚が強まり、1時間の最大雨量は肝付町で63ミリ、鹿児島市で58ミリと非常に激しい雨が観測されました。

 鹿児島市では洪水警報が発表された時間帯もあり、甲突川でも濁った水が音を立てて流れていました。雨の要因をけさの天気図で見てみると、朝鮮半島付近では低気圧が発生していて、前線が伸びています。そして東側には高気圧の中心があります。この高気圧のふちを回って暖かく湿った空気が前線に流れ込みます。このため6日は西日本で広く雨が降りました。
 
 7日になると、朝の段階では前線の気配が残りますが、西側には高気圧が張り出します。7日は各地で天気は回復傾向となりそうです。ただ、7日の明け方までは大気が不安定な状態が続きます。低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水などにご注意ください。