小学生が育てて販売 鹿児島の伝統野菜「伊敷長なす」の苗の販売会 

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鹿児島 2024.05.06 19:37

 小学生が育てた鹿児島の伝統野菜「伊敷長なす」の苗の販売会が鹿児島市で行われました。

 鹿児島市のおいどん市場与次郎館で「伊敷長なす」の苗を販売したのは、玉江小学校の6年生の子どもたちです。

 「伊敷長なす」は昭和40年ごろまで鹿児島市の伊敷地区で作られていた伝統野菜ですが、収穫量が少ないことや形や色にばらつきがあることなどから現在では生産者がほとんどいなくなっています。

 玉江小学校では「伊敷長なす」を再び地域に広げていきたいとの思いで授業の一環で栽培を行っています。5日は6年生が育てた苗、約150鉢が販売されました。

(購入した人)
「楽しみにして来た。(子どもたちが)頑張って育てたのを今度はわたしが実にしていきたい」

(児童)
「(伊敷長なすは)すごく甘くて他のなすより食べやすくてやわらかい。なすは大嫌いだったが食べられるようになった好きになった」

(児童)
「おいしくなるようにと思って育てた/4849伝統野菜が広まってくれてうれしい」

 販売会にはたくさんの人が訪れ、次々と苗を買い求めていました。